物事は計画的に。

父曰く、私の不安なんぞ、なんだそんな事かと全く心配ないぞ、寂しくないからと信じられない私の両親。。。
母に関しては謎のお説教が入りはじめて形勢逆転?したので軽くまいた。
まあ、元々私には主導権なんて無かったのかもしれないけど。

「どうした?
 付き合ってる人でもいるのか?」

えっ?
もう、本当に!!デリカシーと言う言葉を持ち合わせてない父を睨みながら告白する。

「別に。今はいないけど。。」

むしろ、居たことございませんが。
はあ。こんなことになるなら恋愛の一つや二つしときたかったよ。
社会人になったら素敵な出会いがあったらいいなあ~って妄想していた私に"今すぐしなさい"と言いたい。

「なら、いいじゃないか。
 彼は仕事はもちろん見た目だって経歴だって申し分ない。
 お父さんは岳君だったら安心して、椿を嫁に出せる。
 この結婚も彼のたっての希望みたいなものだ!
 凄いじゃないか!」
  
『なら、いいじゃないか』
『凄いじゃないか!』

パパ、それって他人事だよね?
意味不明。
意味不明だよ?
えっ?待って。
私の人生終了のお知らせじゃないよね?
宝くじが当選したよ!凄いじゃないか的な?じゃないよね?
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