物事は計画的に。



「あ!ありました!!
 すぐにお届けします。」

岳さんのデスクは驚く程、綺麗に片付けがされており見た瞬間に定期が探せた。
整理整頓…。
素晴らしいね!これは!

『ありがとう。
 地下鉄の××駅のB4番って所にいるけど迷う前に駅まで来たら連絡して。』


「はい!分かりました。
 では、向かいますね!」


どちらともなく電話を切って慌ただしく鞄を取り玄関へ向かい靴を履く。
鞄にはスマホ、財布と岳さんの定期を入れたのを確認して家を飛び出す! 


心臓が気になるけど、今はとにかく急いで駅に行かなくちゃ!!
スマホのマップのアプリケーションを起動させて、マンションから岳さんに指定された場所への案内をお願いする。

「急がないと!!
 岳さんが遅刻しちゃう!!」


駅に着いたら私の気持ちがはっきりするなんて露知らずーーーーーーーーーーーー


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