物事は計画的に。

男女の言い争い?が聞こえてきてなんとなく男性側の声が知ってる人に似ていて盗み見る・・・!?

「えっっっ」声が出てしまった。。。
慌てて両手で口を塞ぐ。
確認だけど、岳さんだよね?
隣の綺麗な女性は誰だろう?
二人がとてもお似合いでとてつもない不安感に襲われる。
駅を利用する人たちの邪魔にならないよう思わず陰に隠れる。
ああ。やっぱり。私との結婚は無理やりだったのかと肩を落とす。
きっ気になる~~~


「いきなり何で?
 相談くらいしてくれても良かったのに。
 何でも話せる仲だと思ってたのは私だけ?
 つい最近まで彼女いませんって言ってたのにいきなり実は結婚しましたって。。。
 奧さまに会わせてくれるまで信じられないから!!」



思わず唾を飲むーーーーーーーー


まさかの旦那様の修羅場を目撃してしまうとは・・・。


しかも、公の場で。
   


彼女は恐らく岳さんの事を想っているのだろう。



ここで好きとの言葉を繋げられない私の心の器の小ささに乾いた笑いが出た。



岳さんは何故、私との結婚を望んだのーーー?


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