物事は計画的に。
私のパート生活が呆気なく終了のお知らせを迎えるらしく、岳さん直々のお出迎えに青ざめる。
とりあえず、質問に答えますか。

「……13時です。」

「あと三十分か。
 貸出と図書カードはいいから、終わるまで待ってる。
 終わり次第、図書館の入り口に来るように。
 何か異論でも?」

異論?ございません。
しかし、なぜ此処に居るのかをばれてしまった経緯というか、、、 
何故、目の前に岳さんがいらっしゃるんですか?なんて聞けないし。

「あっとお、、お仕事はどうしたんですか……?」

かなり小声で気になるところを聞いてみた。。

「今ここで話してもいいのか?
 妻が怪し「わっわかりました。
 終わりましたら入り口付近にむかいます。」

「椿が終わるまでそこで本を読んでるから。
 勝手に帰るとか見付からなかったとかはゆるさない。」

「・・・はい。」

またもや、冷水…というか爆弾を落として彼は嬉々と受付から去っていくーーーーーーーーー


チーン。。。
私の秘密のパートはあっけなく終わってしまった。

「眼鏡は外すように。」


大好きなこの場所で働きたい気持ちをどう説明しようーーーーーーーーーーーー




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