物事は計画的に。
足に重りでも着いているのかと思うくらいに足取りが覚束ない。
いつ、ばれちゃったのーーー?
考えても仕方ない。
覚悟を決めよう!!
パートを始めるときにばれたら素直にって決めたし。
よしっ!
「お、お待たせしました。」
入り口近くの壁に寄りかかりながらスマホをいじっている岳さんに声をかける。
「うん。時間通りだな。
ここで話すと目立つから家に帰るぞ。」
「……
はい。。。」
死刑宣告を受けるなんとやらっていう気分だ。って意味不明な事を考えている。
手を取られずかずかと歩く岳さんに付いていく。
まるで非行少女が交番から無理やり親に連れて帰らさせる映像みたいだな。なんて考えてる余裕にびっくりする。
はぁ。
自転車は後で取りに行こう。。。。。。
オートロックを片手で器用に開け、部屋まであっという間に到着した。
部屋に入り靴を脱いでいると、
「んっ、んんっ」
これは……キス……?
えっと、、、いつまで続くのーーーー?
「ふぁ。。。」
「僕の気持ち分かるかな?
椿は何で僕に内緒で図書館で働いていた?」