物事は計画的に。
お昼ごはんを食べる事をすっかり忘れ、抱き締められてる状況にいまだ慣れない。
このままずっと抱き締められていると、気持ち良くて眠くなっちゃいそう。。。

いやいや、それはまずい。

「あっあの。
 岳さん、そろそろお手を離してというかお腹が空いたというか……」

「椿、僕も椿の事が好きだよ。
 だから椿の事をもっと知りたい。
 言ってる意味わかるよね?」

ストレートです。
直球勝負のところがまた格好いい!なんて考えてる余裕ありません!!


「……はい。
 理解しているつもりです。
 って、うっっわあ!?
 へえ?なに?」

心に突っ込みを入れながら返事をしたら、抱き上げられてしまった。
ますます、恥ずかしい。
私、大丈夫かな。。。

「僕もお腹が空いた。
 先に僕の事を満たして。奥さん。」


岳さんから伝わる体温にもドキドキするけど、岳さんの心臓の音に更にドキドキが増しておかしくなりそう。

< 82 / 193 >

この作品をシェア

pagetop