物事は計画的に。
見慣れた部屋がいつもより遥かに色っぽく感じる。
細身の彼からは想像も付かない行動にどぎまぎしてしまう。
すると、岳さんにベッドにそっと座らせられる良く知っているベッドなのに程よい硬さのマットレスに気持ちいいな、なんて感じた。
瞬間。
とてつもない緊張感が漂ってきた。私の心。。
岳さんへの思いに気付いた時に覚悟はしていた。
それに今、この状況を望んでいた事も事実。
旦那様が妻を組み敷くなんて、何の問題もないことだけど私たちにとっては初めての出来事。
「椿。
椿が嫌なら殴るなり蹴るなりして。
今なら逃がしてあげる。」
「逃げたりなんて……しません。
わたしは岳さんが思ってるより、岳さんの事が大好きだから。。。」
この気持ちに嘘偽りはないからどうか届いて。
チュッと額にキスをされたーーーーーーー
「うん。ありがとう。
僕も好きだ。
自分の気持ちにコントロールが出来ないほどに。
僕がいかに椿の事を愛してるか証明させてくれ。」
「!?んっ……んっ……」