物事は計画的に。


結婚当初は学生時代に色んな人と付き合えば良かったな。とか色んな恋愛がしたかったな。なんて考えていた事が馬鹿馬鹿しく思えた。




たった一人で良いんだね。





ただ一人に愛される事が大事なんだ。
岳さんを好きになれて良かった。
好きという感情を教えてくれて、ありがとう。





窓の外が暗くマンションやビルの明るさに気付いて起きた。。。


チュッと頭にキスが落ちてきたーーーーーー

「おはよう。
 椿、身体は大丈夫か?」

「へぇ?」
驚いて起き上がろうとしたら下腹部に痛みを感じた。
(あ!そうだった。)

目の前には大きな胸があり、それが岳さんと気付きまたもや心臓が騒がしくなる。

「まさか、忘れたなんて言わないよな?」

「まっまさか!!
 ちゃんと覚えてます。
 恥ずかしいけど……」

「椿が忘れていたら、もう一度思い出させるつもりでいたが覚えていたか。
 それは残念!」


い、いじわる!!

「椿が眠っている間に夕飯を買ってきた。
 弁当で悪いがお昼も食べてないし、お腹空いたろ?
 暖めるからリビングにおいで。」

優しすぎて涙が出そうになった。
その途端に涙が引いたのはまた、着替えをしてあることに気付き羞恥心に苛まれたから。
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