昨日までを愛せますように。
律斗さんは美優とは実際には籍を入れてなく、"婚約者"のままだった。
表向きは"入籍した事"になっていたが、実際はしてなかったのだ。
律斗さんも美優から、
「りっくんが美優の事を好きになって、美優もりっくんが好きになった日に入籍しようね」
と言われていたらしい。
美優がわざと籍を入れなかったのか、その辺は詮索などしない為、良く分からない。
二人の婚約は美優のお父さん(つまり、律斗さんの働いていた会社の社長)が勝手に進めた話であり、当人同士は乗り気じゃなかったのだ。
美優のお父さんは愛人に会社のお金から貢いでいて、その秘密を律斗さんが握っていた為、無理矢理に結婚させて黙らせようとしていた。
そんな事をしなくても、後々、他の役員から社内告発があり、社長を引き下ろされたのだが……。
美優が居なくなった事により、律斗さんは美優のお父さんの会社も辞めて、今ではフリーペーパーなどを扱う広告関係の営業をしているそうだ。
律斗さんと美優は婚約を解消し、お互いにフリーになった。
表向きは"入籍した事"になっていたが、実際はしてなかったのだ。
律斗さんも美優から、
「りっくんが美優の事を好きになって、美優もりっくんが好きになった日に入籍しようね」
と言われていたらしい。
美優がわざと籍を入れなかったのか、その辺は詮索などしない為、良く分からない。
二人の婚約は美優のお父さん(つまり、律斗さんの働いていた会社の社長)が勝手に進めた話であり、当人同士は乗り気じゃなかったのだ。
美優のお父さんは愛人に会社のお金から貢いでいて、その秘密を律斗さんが握っていた為、無理矢理に結婚させて黙らせようとしていた。
そんな事をしなくても、後々、他の役員から社内告発があり、社長を引き下ろされたのだが……。
美優が居なくなった事により、律斗さんは美優のお父さんの会社も辞めて、今ではフリーペーパーなどを扱う広告関係の営業をしているそうだ。
律斗さんと美優は婚約を解消し、お互いにフリーになった。