昨日までを愛せますように。
律斗さんが淹れてくれたコーヒーを飲みながら、私達はリビングにて美優を待つ。
プレゼントは何なのだろう?
「……本当は美優が来てから話すつもりだったけど、美優とは婚約者だったけれど、何にもないんだ。一切触れてもいないし、社長のほとぼりが冷めたらきちんと話し合いをするって二人で決めてたから。話そうとした矢先、社長が使い込みで逮捕され、解任されたんだけどな」
「……うん、それはさっき聞いたよ」
美優を待つ間、私達はそわそわしてしまい、律斗さんは何度も同じ事を言っていた。
「……だよな」
「……うん」
「俺、アンタとはこれか、……あ、美優……?」
律斗さんが違う何かを言いかけようとした時にチャイムが鳴った。
来るとするならば美優だ。
……がしかし、美優ではなく、美優の自称旦那様の由良さんだった。
プレゼントは何なのだろう?
「……本当は美優が来てから話すつもりだったけど、美優とは婚約者だったけれど、何にもないんだ。一切触れてもいないし、社長のほとぼりが冷めたらきちんと話し合いをするって二人で決めてたから。話そうとした矢先、社長が使い込みで逮捕され、解任されたんだけどな」
「……うん、それはさっき聞いたよ」
美優を待つ間、私達はそわそわしてしまい、律斗さんは何度も同じ事を言っていた。
「……だよな」
「……うん」
「俺、アンタとはこれか、……あ、美優……?」
律斗さんが違う何かを言いかけようとした時にチャイムが鳴った。
来るとするならば美優だ。
……がしかし、美優ではなく、美優の自称旦那様の由良さんだった。