真夜中のサイコパス
(私とあなたでは考え方が全然違う。

あなたは自分にとって邪魔な人は排除しようとするけど、私は違う。

私にとって邪魔だと思える人でも、その人にはその人の生活があるの。

それくらいわかるでしょ!)


『私はお前の偽善者ぶりが嫌いだ。

その優等生な回答がお前の一番大切なものを遠ざけている。

限られている椅子に座るためには、邪魔な他人を押しのけるしかないだろ?』


(私はあなたのその考え方が大嫌い!

他人の迷惑を少しも考えない自己中心的なサイコパス。

それがあなたよ、浜中美澄!)


『私に恋の成就を頼んできたのはお前だろ?

あのときのお前は確かに思っていた。

他の誰かを傷つけたとしても、須藤拓実の恋人になりたいって。

そんなお前が私を否定できるのか?』


(もう私の中から出ていって!

二度と私に関わらないで!

私はあなたが大嫌い!

友達を残酷に殺したあなたを私は心から軽蔑している!)


私が心の中で強くそう思ったとき、私の頭の中で浜中美澄の笑い声が響き始めた。


私は浜中美澄の私を嘲笑うかのような笑い声にイライラして、強烈なストレスを感じていた。
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