真夜中のサイコパス
私という厄災
窓から日の光が差し込み、私はその明るさで目を覚ました。


そして私は自分がベッドの中で眠っていることに気づくと同時に、自分の体に浜中美澄が入り込んで意識をなくしてから今までの記憶が抜け落ちていることに戸惑っていた。


（私は昨日、机のところで姿を変えた浜中美澄の白い煙を吸い込んで意識をなくした……。

あれから私はどうやってベッドの中に入ったのだろう？

記憶はないけど、私はちゃんと生活していたの？

もしかして私は、意識をなくしているうち、ずっと浜中美澄に支配されていた？）


私は昨日、自分がどのようにしてベッドの中に入っていたかを考えてみたけれど、記憶が完全に抜け落ちているせいで、確かな答えは見つからなかった。


だから私はそのことをあまり考えないことにして、ベッドから抜け出すと、学校に行くための準備を始めた。


今日は木村菜々子が学校に来るかもしれないと思うと、私は少し憂うつになった。


木村菜々子は自分を階段から突き落とした犯人が私だとは知らないだろう。


でも、なにかの拍子にそのことがバレてしまうかもしれない。


そうしたら、私は……。
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