真夜中のサイコパス
「まだハッキリとは言われていないけど、剛志君が私と別れたいと思っているみたいなんだぁ。
そういうのって、言葉にしなくても、態度と雰囲気でわかるから」
美澄との会話の中で、美澄が言ったその言葉に朋子の気持ちが一番動いた。
横峯剛志は本当にカッコ良くて、そんなイケメンの剛志と美澄はお似合いのカップルだと思っていた。
だけど、美澄の顔にひどく醜い火傷の跡ができたせいで、二人のバランスが崩れてしまったのだ。
今の美澄はあの横峯剛志にふさわしい女子ではない。
朋子は美澄を励まさなくちゃいけない立場にいながらも、そんなことを思っていた。
そして美澄と朋子がその話をした一週間後、美澄は剛志の口から直接別れを告げられた。
美澄はそのことが悲しくて、朋子にその話をすると泣いていた。
朋子は美澄がかわいそうだと思いながらも、別の思いが頭の中を巡っていた。
(友達の彼氏だった横峯剛志が美澄と別れた……。
美澄の彼氏だったからなにも言えなかったけど、私も剛志君が好きだった。
もしかして今なら、私の思いが届くかもしれない。
ずっと片思いだった横峯剛志に……)
そういうのって、言葉にしなくても、態度と雰囲気でわかるから」
美澄との会話の中で、美澄が言ったその言葉に朋子の気持ちが一番動いた。
横峯剛志は本当にカッコ良くて、そんなイケメンの剛志と美澄はお似合いのカップルだと思っていた。
だけど、美澄の顔にひどく醜い火傷の跡ができたせいで、二人のバランスが崩れてしまったのだ。
今の美澄はあの横峯剛志にふさわしい女子ではない。
朋子は美澄を励まさなくちゃいけない立場にいながらも、そんなことを思っていた。
そして美澄と朋子がその話をした一週間後、美澄は剛志の口から直接別れを告げられた。
美澄はそのことが悲しくて、朋子にその話をすると泣いていた。
朋子は美澄がかわいそうだと思いながらも、別の思いが頭の中を巡っていた。
(友達の彼氏だった横峯剛志が美澄と別れた……。
美澄の彼氏だったからなにも言えなかったけど、私も剛志君が好きだった。
もしかして今なら、私の思いが届くかもしれない。
ずっと片思いだった横峯剛志に……)