真夜中のサイコパス
「咲良、もう一度言うけど、里山高校の都市伝説はハッピーなことばかりじゃないよ。
恋が成就する代わりに、恋敵には不幸が訪れるし、恋が成就した人もその幸せと同じくらいの不幸せが訪れるかもしれないんだからね。
まぁ、等価交換みたいなものだと思うよ。
咲良はそれでもいいんだよね」
「うん、いいよ。
だってさ、ワクワクしてくるもん。
もしも拓実君と付き合えたらって。
里山高校の都市伝説って、私には夢と希望だよ。
心の中でずっと大切にしてきた思いが現実になるかもしれない希望だよ」
平凡な私の日常には、夢とか希望が見当たらない。
昨日と同じような今日が来て、今日と同じような明日が来て、そんなことを今までずっと繰り返している。
私は都市伝説がウソでも構わないから、ワクワクするような夢を見たいのだ。
もしも私が須藤拓実の彼女になれたら。
そんな最高に心が震える夢を、ウソでもいいから見ていたいのだ。
恋が成就する代わりに、恋敵には不幸が訪れるし、恋が成就した人もその幸せと同じくらいの不幸せが訪れるかもしれないんだからね。
まぁ、等価交換みたいなものだと思うよ。
咲良はそれでもいいんだよね」
「うん、いいよ。
だってさ、ワクワクしてくるもん。
もしも拓実君と付き合えたらって。
里山高校の都市伝説って、私には夢と希望だよ。
心の中でずっと大切にしてきた思いが現実になるかもしれない希望だよ」
平凡な私の日常には、夢とか希望が見当たらない。
昨日と同じような今日が来て、今日と同じような明日が来て、そんなことを今までずっと繰り返している。
私は都市伝説がウソでも構わないから、ワクワクするような夢を見たいのだ。
もしも私が須藤拓実の彼女になれたら。
そんな最高に心が震える夢を、ウソでもいいから見ていたいのだ。