真夜中のサイコパス
私の体が私じゃない
木村菜々子の制服事件から一週間が過ぎた。
あの事件は学校内でかなり問題になったけれども、結局、犯人がわからないままに終わりそうな気配がしていた。
私はそのことに少しホッとしていた。
でも、犯人が見つからないことにホッとしていること事態、私が自分を信用していない証拠だった。
優子とは相変わらず仲が良かったけれど、あの制服事件があってから、優子の態度がよそよそしいと感じることが何度かあった。
優子の心のどこかに、私の中に浜中美澄がいるという思いがあるのだと思う。
だって私と優子は、私の体の中に浜中美澄の幽霊が入っていくのを見たのだから。
私は今さらだけど、里山高校の都市伝説を試さなれば良かったと思っていた。
私は浜中美澄に特別な異常性を感じていたから。
友達を残酷に殺した彼女は、サイコパスに違いないから。
あの事件は学校内でかなり問題になったけれども、結局、犯人がわからないままに終わりそうな気配がしていた。
私はそのことに少しホッとしていた。
でも、犯人が見つからないことにホッとしていること事態、私が自分を信用していない証拠だった。
優子とは相変わらず仲が良かったけれど、あの制服事件があってから、優子の態度がよそよそしいと感じることが何度かあった。
優子の心のどこかに、私の中に浜中美澄がいるという思いがあるのだと思う。
だって私と優子は、私の体の中に浜中美澄の幽霊が入っていくのを見たのだから。
私は今さらだけど、里山高校の都市伝説を試さなれば良かったと思っていた。
私は浜中美澄に特別な異常性を感じていたから。
友達を残酷に殺した彼女は、サイコパスに違いないから。