哀・愛
「哀ちゃんの勉強を見てくれるのはいいが、彼氏君の勉強はいいのか?」

「はい。
これでも復習のつもりで勉強してますし、大丈夫です」

「そうか。ならいいがな。
明日も勉強するんだろ?
ここ、使っていいからな」

「はい、ありがとうございます。
そうさせていただきます!」

と柊木が答える。

というか、いつの間にか柊木と真琴さんたちと馴染んできたなぁ。

やはり柊木のコミュニケーション能力はあなどれないなぁ……

「何だよ?」

と、柊木がこっちを向き、睨んできた。

「あ、ごめんなさい……
何でもないです…………………」

とあわてて目を逸らす。

< 39 / 114 >

この作品をシェア

pagetop