哀・愛
幼稚園のころは、よく遊んでいた。

ましてや、「アイアイ傘」と呼ばれるほどだ。

アイアイ傘というのは、柊木愛翔の「アイ」と私の名前の都原哀《とはらあい》の「アイ」から取ったあだ名。

なのに、小学校の3年生になってから、愛翔からの接し方が急変したのだ。
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