哀・愛
「た、誕生日…?」

「ほら、ボケっとすんな」

と柊木が私の背中をおす。

「あ、ありがとうございます……!」


私は、この時素直にお礼を言った。

「ほらほら~
早くケーキ食べよ!」

「え、でも、お店は大丈夫ですか?」

「あぁ。今日は、特別に貸し切りなんだ」

そうなんだ!

今日は本当に幸せな日だな……


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