哀・愛
すると突然指に鋭い痛みが。



「‥‥‥‥!」



だけど私は何も言わずに立ち上がる。



「おい。どこ行くんだよ?」




「救護室」




「まさか、指切ったのか!?」



と少し焦ったような表情を浮かべる柊木。




何をそんなに焦ってんだか。




もしかして私を心配してるとか‥‥‥‥?
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