哀・愛
‥‥‥‥ハッ笑
そんなわけないか、柊木に限って。
まぁ、コイツモテることに重きを置いてるからな。
たぶん、心配してるフリをして好感度を上げようってしてるんだろ。
私には分かる(⇽絶対分かってない)
これ以上気をおとす必要はない。
「別に大したことじゃないから」
だが、柊木はそれを聞いた途端、すごい剣幕で私の手を掴み、水で傷口を洗う。
「何言ってんだ、お前は!!
血が出てるじゃねぇか!さっさと洗って絆創膏を貼ってこいよ!」
玉ねぎと比にならないくらい染みる痛み。
私はそれに耐えた。