彼と私~出会ってくれてありがとう~
好きとは
「で?はるとでしょ?」
放課後になり、かのんがいきなり爆弾を投下してきた
こんなドストライクな質問をされるとは
「な、なんのこと?」
とぼけても無駄だった
「みゆ最近楽しそうだし、はるとの話よくするし、いきなり勉強始めるし、わかりやすすぎ」
私そんなにはるとの話してたのか
たしかに、はるとってワードは多かったような‥‥
「白状しなさい!」
かのんに隠し事は出来ないですね
「違うの、
はるとは私の憧れの存在なの
小学生の時から見てて、
今隣の席になって
やっぱりすごいなって思ったの」
正直にひとつひとつ話した
「私が勉強頑張って頭良くなったら
はるとは私も頼ってくれるのかなって‥‥」
こんなこと恥ずかしくて言おうか迷ったけど、かのんの圧に負けてしまった
「けど、別に好きとかじゃないから‥‥」
かのんは眉をひそめて
「みゆはね、はるとのこと好きなんだよ?」
そう言った
「だって、話聞いてる限り、
それ焼きもちでしょ!」
え、?
焼きもち?