キミから「好き」と、聞けますように。
第1章 初めての気持ち

紗雪side


 ざわざわ、ざわざわ。



たくさんの声が、


騒音に溶け込む中。




どうしても聞きたい、キミの声。



キミの口からこぼれる、


『好き』という言葉が、



わたしの耳に飛び込んできますように。




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