キミを倒すにはＨＰが足りてない。

「え？」

【お前が一番失いたくないものだ】



「それは……………愛するシュナトリア以外に何があるというのだ」



【そうか………ならば、契約ではそれをいただく】

「え？」

【シュナトリアの命をいただくか、お前自身の命をいただくか。でなければ契約は結ばれない】

「なっ………！！！」

【姫はもう私に一番大切なものをくれたよ。故に、契約は行われてしまった】

「それじゃあ、俺が破棄した場合………」




【シュナトリアの命はなくなるな】








悪魔は微笑む。

それはそれは不気味な顔で。




【さぁ、どうする人間よ。
我と契約するか？それとも破棄するか？】

「俺は…………」