意味がわかると怖い話を作ってみた2

赤ちゃん

俺は古いボロボロのアパートで暮らしている。バイトを掛け持ちして授業料を払っている貧乏大学生のため、こんなところにしか住めないんだ。

「今日のバイトは午後からだな。それまで借りてきたDVDでも見るか……」

ボロボロアパートのため、生活音に気を付けないとすぐにクレームがくる。テレビの音も気を使わないといけない。

「そういえば、最近隣の部屋の赤ちゃん泣いてないな」

俺の隣の部屋には、二月ほど前に赤ちゃんを抱えた若いシングルマザーが引っ越してきた。でも夜泣きがすごくておっさんたちがクレームをしょっちゅう入れに来てたんだよな。でも最近はとても静かだ。寝不足で顔色の悪かった若いお母さんも元気になったし。

「そうだ！この前お隣さんから「泣き声でご迷惑をかけて申し訳なかった」って肉をもらったな。今夜は友達を呼んで鍋でもしよう」