翼をください
出会い
~春~
僕は無事に高校に入学した。
新しい制服に身を包み、新しい校舎の門をくぐる。
中学で同じだった奴もいれば、見たこともない顔もあった。
今日から毎日…ここで過ごすんだ。
春の暖かい風は桜の花びらを綺麗に空で踊らせている。
そんな中、新入生が集まるクラス掲示板…みんな同じクラスだの別れただのと…
さて…僕はどこかなっと…
早見(はやみ)健太(けんた)
早見健太…あった。
B組か…。
騒がしい教室のドアを開けると知らない顔が並んでいた。
もの静かに本を読んでる奴やクラスの中心に座ってもう溶け込んでる奴まで様々だった。
僕はそれほど目立つ存在じゃなかったし…ヤンキーなどというものでもなかった。
極めて…『普通』というやつだ。
頭も良いわけじゃないし、ルックスが良いわけでもない。
面白い事が言えるわけでもなく、中学でも僕の名前なんて知らないというやつもいたかもな…。
恋愛に関しては奥手なタイプで、すきなひとが出来ても話しかけれない…いわゆるヘタレというやつだ。
こう聞くと、良いところなど一つも無いのだが、ハッキリ言ってその通りだ。
僕は無事に高校に入学した。
新しい制服に身を包み、新しい校舎の門をくぐる。
中学で同じだった奴もいれば、見たこともない顔もあった。
今日から毎日…ここで過ごすんだ。
春の暖かい風は桜の花びらを綺麗に空で踊らせている。
そんな中、新入生が集まるクラス掲示板…みんな同じクラスだの別れただのと…
さて…僕はどこかなっと…
早見(はやみ)健太(けんた)
早見健太…あった。
B組か…。
騒がしい教室のドアを開けると知らない顔が並んでいた。
もの静かに本を読んでる奴やクラスの中心に座ってもう溶け込んでる奴まで様々だった。
僕はそれほど目立つ存在じゃなかったし…ヤンキーなどというものでもなかった。
極めて…『普通』というやつだ。
頭も良いわけじゃないし、ルックスが良いわけでもない。
面白い事が言えるわけでもなく、中学でも僕の名前なんて知らないというやつもいたかもな…。
恋愛に関しては奥手なタイプで、すきなひとが出来ても話しかけれない…いわゆるヘタレというやつだ。
こう聞くと、良いところなど一つも無いのだが、ハッキリ言ってその通りだ。