カレシとお付き合い② 森君と杏珠
♢
うーん、森君の事ばっか考えていた。
森君に全意識は向きながら、紬ちゃんとサッカー部の人と駅まで歩いて、そのままみんなでファーストフード店に入る。
私と紬ちゃんは、去年一回もそんな寄り道をしなかった。
紬ちゃんがサッカー部の人達と入るようになって、私も一緒に恐る恐るやってみたんだ。
学校では本当は寄道禁止みたいだけど、どうもそれは建前っぽいというか、先生に見つかっても
『早く帰れよー』
『見つかるぞー』
といったゆるいかんじ。
運動系のクラブの子達は、ほとんど堂々と入っている。
2階のすみっこの席に適当に座る。
紬ちゃんのとなり、と思ってたら辻本君が当然ついてきた⋯⋯ うわっ、森君まで!
うそ!
4人席に座っちゃった!
となりに紬ちゃんはいいけど。
まぁ、辻本君も仕方ないけど。
目の前に森君!
顔があげられない。
どこ見ていいかわからない。
うーん、森君の事ばっか考えていた。
森君に全意識は向きながら、紬ちゃんとサッカー部の人と駅まで歩いて、そのままみんなでファーストフード店に入る。
私と紬ちゃんは、去年一回もそんな寄り道をしなかった。
紬ちゃんがサッカー部の人達と入るようになって、私も一緒に恐る恐るやってみたんだ。
学校では本当は寄道禁止みたいだけど、どうもそれは建前っぽいというか、先生に見つかっても
『早く帰れよー』
『見つかるぞー』
といったゆるいかんじ。
運動系のクラブの子達は、ほとんど堂々と入っている。
2階のすみっこの席に適当に座る。
紬ちゃんのとなり、と思ってたら辻本君が当然ついてきた⋯⋯ うわっ、森君まで!
うそ!
4人席に座っちゃった!
となりに紬ちゃんはいいけど。
まぁ、辻本君も仕方ないけど。
目の前に森君!
顔があげられない。
どこ見ていいかわからない。