カレシとお付き合い② 森君と杏珠
言っちゃった
♢言っちゃった⋯⋯ ♢
翌日
森君と顔を合わせたら、私は全然普段通りになんて出来なかった。
気持ちが、バクッてなって、息がつまったみたいになって、体が固くなった。
パッと刃物で切られるみたいに、昨日の光景がよぎった。
逆に、森君はいつもみたいに綺麗で、シレッとしていて、つまり普通に、いつもみたいに、何でもないように、優しく話しかけてきてくれる。
ちょっと、私の顔を伺うのが分かった。
それが、すごく悲しくなって、心がトゲってなった。
『告白』してくれたはず、でも何でもなくって、他の人と同じに、元カノみたいに、私にも接して、何にもないみたいに。
どんどん私の気持ちは悪化していった。
森君にすごく文句言いたい、のか、泣いてすがりたいんだか、混乱してきた。
もう今日は、学祭の準備を終えて、早めの下校だった。
特に、会計は準備してすることもないし、この後帰る。
ホームルームまで、中途半端に時間があったから、教室でいつものように話していた。
学祭の事や、なんか他の話もしていた。
私は聞いてなかった。
森君が気がついて、
「あんじゅ、どうしたの?
言ってよ、心配だから」.
と、何もなかったみたいに優しく甘く話しかけてくれる。
しかも、心配そうに。
なんで、
何もなかったみたいにしてるの?
なんで
私にカノジョになってなんて言うわけ⁈
好きって何?
付き合うって何?
置いてってなに?
抱き合ってて何?
その変な配慮。
何か、森君が何も言わずにシレッと私に優しくて、無理って思った。
こんなん、無理だよ
こんな状況、ダメだよ
私はもうすぐホームルームだったけど、立ち上がって、
「どっか行ってくるっ! 」
とだけ言って、教室から出た。
翌日
森君と顔を合わせたら、私は全然普段通りになんて出来なかった。
気持ちが、バクッてなって、息がつまったみたいになって、体が固くなった。
パッと刃物で切られるみたいに、昨日の光景がよぎった。
逆に、森君はいつもみたいに綺麗で、シレッとしていて、つまり普通に、いつもみたいに、何でもないように、優しく話しかけてきてくれる。
ちょっと、私の顔を伺うのが分かった。
それが、すごく悲しくなって、心がトゲってなった。
『告白』してくれたはず、でも何でもなくって、他の人と同じに、元カノみたいに、私にも接して、何にもないみたいに。
どんどん私の気持ちは悪化していった。
森君にすごく文句言いたい、のか、泣いてすがりたいんだか、混乱してきた。
もう今日は、学祭の準備を終えて、早めの下校だった。
特に、会計は準備してすることもないし、この後帰る。
ホームルームまで、中途半端に時間があったから、教室でいつものように話していた。
学祭の事や、なんか他の話もしていた。
私は聞いてなかった。
森君が気がついて、
「あんじゅ、どうしたの?
言ってよ、心配だから」.
と、何もなかったみたいに優しく甘く話しかけてくれる。
しかも、心配そうに。
なんで、
何もなかったみたいにしてるの?
なんで
私にカノジョになってなんて言うわけ⁈
好きって何?
付き合うって何?
置いてってなに?
抱き合ってて何?
その変な配慮。
何か、森君が何も言わずにシレッと私に優しくて、無理って思った。
こんなん、無理だよ
こんな状況、ダメだよ
私はもうすぐホームルームだったけど、立ち上がって、
「どっか行ってくるっ! 」
とだけ言って、教室から出た。