カレシとお付き合い② 森君と杏珠
♢
森君には、しょっちゅう女子が訪ねてくる。
まぁ、モテてる。当然だと思う。
『1年で同じクラスだったね〜』とか、『紹介するから〜』とか、『先輩に会いに来ました〜』とか。
教室の扉から、可愛い声で、
『森君いますか? 』
と呼び出す。
『何? どうしたの? 』
森君は優雅に立ち上がって戸口に行く。
彼が動くと教室の空気がふわっとそよぐ。
背が高い彼を見上げる女子。
森君の柔らかい髪が、少し下を向く彼の動きに沿って揺れる。
訪ねてくる女子は、だいたいがすごく綺麗なかんじだ。
お洒落で自信があって話が上手。
森君は優しく応対する。
ベラベラしゃべるわけではなく、ちょうどいいぐらいの完璧な応対。
当たりさわりなく適度に、さらりとスマートに。
なのに、場が盛り上がる。
何かすごく楽しそう⋯⋯ 。
森君には、しょっちゅう女子が訪ねてくる。
まぁ、モテてる。当然だと思う。
『1年で同じクラスだったね〜』とか、『紹介するから〜』とか、『先輩に会いに来ました〜』とか。
教室の扉から、可愛い声で、
『森君いますか? 』
と呼び出す。
『何? どうしたの? 』
森君は優雅に立ち上がって戸口に行く。
彼が動くと教室の空気がふわっとそよぐ。
背が高い彼を見上げる女子。
森君の柔らかい髪が、少し下を向く彼の動きに沿って揺れる。
訪ねてくる女子は、だいたいがすごく綺麗なかんじだ。
お洒落で自信があって話が上手。
森君は優しく応対する。
ベラベラしゃべるわけではなく、ちょうどいいぐらいの完璧な応対。
当たりさわりなく適度に、さらりとスマートに。
なのに、場が盛り上がる。
何かすごく楽しそう⋯⋯ 。