契約結婚ですが、極上パイロットの溺愛が始まりました
「なかなかの面子だったよ、男性陣!」
「え、そうなの? いい男揃い?」
「うん。やっぱり職業柄なのかね、キラキラしてる」
前でなぎさと佳純がそんな会話を繰り広げていて、特に興味もなく店内を観察し続ける。
「だって、佑華。キラキラしてるってさ」
「えっ、キラキラ? そ、そうなんだ」
「何、ほんと興味示さないなー」
そういえば、合コン自体に全く興味がなく人数合わせで来たのもあって、相手がどういう人たちなのか聞いてもいなかった。
なぎさも、私に言っても仕方ないと思ったのかもしれない。
入口を入ってすぐのカウンター席の奥には、半個室の席が並ぶ。
その一番奥に着くと、中から男女の話し声が聞こえてきた。
なぎさが「じゃ、行くよ」と席へと入っていく。佳純のあとに続きいよいよ席へと足を踏みえれた。