契約結婚ですが、極上パイロットの溺愛が始まりました
「あ……う、うん」
佳純の話に乗っかると、向かいの男性陣からはどこか哀れんだような視線が向けられた。
「そっか、ごめん、変なこと言って」
「そうだよお前、何が『遊べる男探し』だよ、失言だぞ」
佳純の作り話から私が〝可哀想な女〟みたいになってしまって、男性陣はどこか申し訳なさそうに委縮する。
「そういうわけで、佑華は今日はここのスイーツ目的で来てて。ほっんとスイーツが大好きなんですよ、体スイーツでできてるんじゃないかってくらいのスイーツ好きで、この間なんか──」
佳純がフォローしてくれているのを聞きながら、ちょびちょびとローストビーフを食しだす。
でもこれじゃ、結局食べるの目的で参加してるって話になってない……?
佳純が私のスイーツ好きを説明するのを聞きながら、心の中でそんなことをツッコんだ。