年下彼氏 〜side story〜
恋愛座談会 in美奈子宅
6月××日
とある日曜日、美奈子の部屋。
〜ぐだぐだ恋愛座談会 in美奈子宅〜
「――そんで、完全無視なんすよ何度チャイム鳴らしても。オートロック前で明らかに不審者だったし。どう思います?真紀さん」
「そうね。じゃあ私が来なきゃここには入れなかったわけだ?いちごミルク1週間分のお礼とかがあるのかな?」
「い、1週間分・・・」
「おい、俺には?」
「厚かましいよ大志。あんたたまたま着いてきただけじゃない」
真紀と会う約束をした日曜日。
なぜか、にぎやか・・・。
今頃ふたりでピザでもとって、お喋りの時間だったはずなのに。
「・・・てゆうか、亮介と沢藤はなんでここにいるの。今日私は真紀と会う約束をしたはずなんだけど?」
「いいじゃん美奈子。多い方が楽しいって。それに日曜日に美奈子のうちに遊びに行くって言ったじゃん。しかも俺クッキー持ってきたんだよ?沢藤さんは手ぶらみたいだけど」
「いんだよ俺は、佐藤とは長い付き合いだし」
「だから厚かましいって。ごめんね美奈子、大志は余計だった。んで亮介は想定外だった」
「「ひでぇ・・・」」