破滅エンドまっしぐらの悪役令嬢に転生したので、おいしいご飯を作って暮らします ②【11/25コミカライズ完結記念番外編追加】
「ぜひマンゴー大福も頼むぞ!」
「それも合いそうですね! やってみます!」
マンゴーならエヴァンがいつもストックしているので、他の材料さえ揃えば作れるだろう。
とはいえ、シーゾーが数日前に出してくれた白玉粉は求肥で使い切ってしまった。
(米粉かもち米、もしくはまた白玉粉を出してもらえたらすぐにチャレンジしよう)
心に決め、アーシェリアスも大福を切り分けて食べる。
(うん、滑らかな餡子とミルキーなホイップに、甘酸っぱい苺が良く合う!)
上手にできたことに満足し、兄が淹れてくれた紅茶で喉を潤す。
談笑する家族と仲間たちの様子を見て、アーシェリアスは微笑んだ。
こんな光景を見られるのも、大好きな者たちと共に過ごすひと時がどれだけ大切なものかを知れたのも、全て旅に出たおかげだ。
破滅フラグの心配はまだ付きまとっているけれど、今は余計なことは考えずにこの時間に癒されよう。
そう思いながら、アーシェリアスはいつの間にか眠ってしまったシーゾーの頭をそっと撫でた。
「それも合いそうですね! やってみます!」
マンゴーならエヴァンがいつもストックしているので、他の材料さえ揃えば作れるだろう。
とはいえ、シーゾーが数日前に出してくれた白玉粉は求肥で使い切ってしまった。
(米粉かもち米、もしくはまた白玉粉を出してもらえたらすぐにチャレンジしよう)
心に決め、アーシェリアスも大福を切り分けて食べる。
(うん、滑らかな餡子とミルキーなホイップに、甘酸っぱい苺が良く合う!)
上手にできたことに満足し、兄が淹れてくれた紅茶で喉を潤す。
談笑する家族と仲間たちの様子を見て、アーシェリアスは微笑んだ。
こんな光景を見られるのも、大好きな者たちと共に過ごすひと時がどれだけ大切なものかを知れたのも、全て旅に出たおかげだ。
破滅フラグの心配はまだ付きまとっているけれど、今は余計なことは考えずにこの時間に癒されよう。
そう思いながら、アーシェリアスはいつの間にか眠ってしまったシーゾーの頭をそっと撫でた。