破滅エンドまっしぐらの悪役令嬢に転生したので、おいしいご飯を作って暮らします ②【11/25コミカライズ完結記念番外編追加】
 こうして、ハクジュは理香の元へと通うようになった。

 そして、理香のやりたい事を共にチャレンジしたのだ。

 ある春の雨の日は激辛ラーメンを食べに。

「神様、なんで平気な顔してるんですか!? 辛くないんです? もしかして辛いの平気な人? いや神?」

「んー、これが辛いって感覚なのかって面白くて。口の中がひりひりして痛い。あはは!」

 ある夏の晴れの日は、渓谷へバンジージャンプを体験しに。

「すみません、こんなとこまで連れてきてもらったのに飛べずで」

「コヤマリカは飛ぶのが怖いのか?」

「怖いですよ! というか、神様は勇気ありすぎです。平然と飛び降りるんだもの」

「我は普段から飛んでるから」

「え?」

「神界の入り口が変なとこにあったりするだ」

「変なとこ?」

「例えば……あ、ここ。この下の川の中とか。見てて」

「え、ちょ、危ないです神さまあああああああああ!?」

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