幼なじみと恋愛講座をご一緒に。
田代さんも二人でお出掛けするってこと?
きっと彼女はデートだと思うよね……。
なんか、やだな……。
何故、それを気付かないかな…。


「ねえ?私も参加するよ。」
「いや。花乃はいい。」

『花乃はいい』ってどうして?
私がいるのは邪魔って言葉なのか、二人で話したいのか秘密にされるのってやだな。
だったら、いっくんは私が別の人と同じように行っても構わないってことなの?


「なっなんで!!
 そうやって、いっくんが私に秘密にするなら私だっていっくんが知らない男の人とごはん食べに行くんだから!!」


思わず口にしてしまったけど、しまったと思い両手で口を押さえる。
罪悪感なのか胸がチクッと痛むーーーー。瞬間


ドタバタ!!!!
「えっっっ!!なにっっ!?
 いっいっくん!?」


突然、視界がぐるっと回って天井なのか電気の眩しさに目をつぶる。


いつものいっくんと違うーーーー?
< 25 / 81 >

この作品をシェア

pagetop