幼なじみと恋愛講座をご一緒に。
花乃が社食に向かうのを見送って指定されたカフェとやらに向かう。
あの横柄な態度。不躾な話し方。
どんな料理が出てきても美味しくなんて感じないだろう。
要するに何処でもいいってこと。
「ねえ?いくらなんでも女性を待たせるってどういうつもりなの?
あなたから誘っておいて失礼だと思わないわけ?」
出た!!
開始直後に帰りたくなる。
「だったら、昼にカフェに来いなんて言わないで下さいよ。」
「ふん。
優しくするのは花乃ちゃんだけってやつなんだ。
それで、話って何よ?
高橋君の事お?」
高橋ってやつの事、この瞬間まで忘れてた。
それどころじゃなかったもので。。
「そんな訳ないじゃないですか。
花乃の事です。
なんであんな言いがかり吐いたんですか?
怒るわ浮気する発言するわで大変だったんですよ!!」
「花乃ちゃんの浮気相手って誰だろお~?」
性格最悪だな。。。
高橋、逃げるなら今だ!!
「ふざけないで下さい。
想像もしたくない。」
「それで?
喧嘩して、どうなったのよ?」
「まあ。一応。仲直りは…できたかと。」
そう。仲直りして一晩中幸せに包まれたな。