幼なじみと恋愛講座をご一緒に。
side樹
カフェから戻ると何やら騒がしけど無視をして業務に戻る…と、その前にコーヒーでも飲んで気持ちを落ち着かせるか。
自販機に向かう途中、気になる会話が聞こえた
「……でもさ、お似合いだと思うな~」
「二人で豚カツ食べててさ~
あ~んってね!
微笑ましかったよね!」
「最初はえっ高橋さんと水野さんってびっくりしたけど!
どっちも控え目で意気投合しちゃったのかもね~」
は?
高橋ってあの高橋だよな?
早く、田代とくっつけよ!!
まじ最悪。
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昼の事が気になるのと、残業のない日が重なり急いで帰り支度を済ませエレベーターで降りる。
昼飯に花乃に会えてないからまだかまだかと会社の出入り口で待つ。
時計の針はそろそろ20時を指そうとしている。
それにしても遅いな。と思い今度はスマホを見る。
遅くなる有無のメッセージも電話も何もない。
『花乃。お疲れ様!
もう会社出た?
俺も仕事終わったから少しずつアパートに向かってるな!』っと送信。