幼なじみと恋愛講座をご一緒に。
side 樹
偶然にも社食で花乃に会い、今夜の約束を取り付ける事に成功した俺は意気揚々と仕事を片付け自分の部屋へと向かう。
色恋沙汰に疎い花乃の事だから昼の話の半分は理解できてないと思うが……。
ガチャ--。
玄関の三和土を見ると花乃の靴を確認できた。
「花乃!ただいま~」
バタバタとリビングから足音が聞こえてリビングのドアが開かれると愛おしい彼女が顔を出す。
「いっくん、お帰りなさい。
思ったより早かったからお夕飯まだなの。
先にお風呂入って~」
「う~ん。
先に夕飯にしたいから手伝うよ。
花乃。準備しながらで良いからランチの時の話を聞かせて。」
「ありがとう!
いっくんのエプロンはこれね!
用意ができたらキッチンに来て。」
手洗い、うがいをしてスーツから部屋着に着替え渡されたエプロンを身に付ける。
「花乃?社食の時の話。教えて。」
「社食の時って?
高橋さんのこと?
あれは雪ちゃんがふざけて言っただけだよ。
忘年会の幹事を任されちゃって二人で話してたのを雪ちゃんが見てて、」
「忘年会?花乃、参加するの?」
花乃の飲み会の参加に良く思わない俺はつい、被せるように言ってしまった。
また、子ども扱いしないで!ってご機嫌斜めにならないといいけど。
色恋沙汰に疎い花乃の事だから昼の話の半分は理解できてないと思うが……。
ガチャ--。
玄関の三和土を見ると花乃の靴を確認できた。
「花乃!ただいま~」
バタバタとリビングから足音が聞こえてリビングのドアが開かれると愛おしい彼女が顔を出す。
「いっくん、お帰りなさい。
思ったより早かったからお夕飯まだなの。
先にお風呂入って~」
「う~ん。
先に夕飯にしたいから手伝うよ。
花乃。準備しながらで良いからランチの時の話を聞かせて。」
「ありがとう!
いっくんのエプロンはこれね!
用意ができたらキッチンに来て。」
手洗い、うがいをしてスーツから部屋着に着替え渡されたエプロンを身に付ける。
「花乃?社食の時の話。教えて。」
「社食の時って?
高橋さんのこと?
あれは雪ちゃんがふざけて言っただけだよ。
忘年会の幹事を任されちゃって二人で話してたのを雪ちゃんが見てて、」
「忘年会?花乃、参加するの?」
花乃の飲み会の参加に良く思わない俺はつい、被せるように言ってしまった。
また、子ども扱いしないで!ってご機嫌斜めにならないといいけど。