青薔薇の至愛




「とにかく大丈夫だから!いちメイドとして頑張る!」


「あんなにメイド嫌がってたくせに……。
 俺は今すぐにでも服脱ぎ捨てて帰りてぇよ。」


「あはは……でも確かに恥ずかしいもんね。」


「変な男が来たら、接客投げ出してでも逃げろよ。
 それか俺を呼んで。
 優乃になにかあったら朱光さんに殺されるし」


「そんな大げさな……」


「いや、本気の本気、マジだよ」



私の肩を軽く叩く雪羽君が教室の外に行列が出来ているのを見て、さっさと捌こうと注文を受けに戻っていった。



雪羽君嫌がってるけど、お客さんの相手するの上手いよね……。

かわしかたがプロというか。


いつも桜木さん相手にしているからかな(失礼)



よし……私も頑張って、休憩時間は朱ちゃん見に行こっと!!



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