初恋物語~大切な君へ
「木梨、俺は三ツ矢サイダー。」
「はい、カゴ入れて置いて。」
「近藤君!戻って来たんだ!」
「あっ、はい。」
「圭介電話もう大丈夫なのか?」
「あぁ、大丈夫姉からだったから。」
「2人共次お菓子売り場行くよ!」
「早く早く!」
そう言って雫は先々とお菓子売り場に
進んで行った。
「はいはい(笑)」
「雫って本当可愛いよな。」
「なぁ圭介もそう思うだろ?」
「あっ…うん可愛いと思う。」
「なぁ圭介あのな、俺らに隠し事はなし」
「だからな。」
「もしこの先、圭介が雫の事また好きに」
「なったとしたらその時はちゃんと」
「言って欲しい。」
「正々堂々と勝負だ!」
「だから、また諦める事などするなよ。」
「そっちのが俺怒るからな。」
颯は俺が木梨を好きな事は勘づいてるかもしれない。
この言い方はきっとそう言う事だろう。
確信まではいってないだろうが、
颯の中では多少はそう思っているのだろう。
近々、颯にちゃんと言っとかないとな。
颯は俺の事もちゃんと考えてくれていたのだとこの時颯がどれだけ良い奴か改めて
思い知らされた。
「お菓子どんなのが良いかな!」
「ポテチはお菓子界の神様だよな!」
「「ぷっ(笑)」」
「颯なんだよそれ(笑)」
「颯太君面白い(笑)」
「なんだよ!2人して笑って(笑)」
「ポテチを神って言う人初めてで(笑)」
「俺も(笑)」
「ダメ、腹痛い(笑)」
「颯太君のリクエストの」
「ポテチカゴに入れたよ!」
「近藤君は何が良い?」
「俺はこれ、ポッキー」
「みんなポッキーなら」
「食べれるだろ?」
「確かに!」
「あとはホームパイとチョコパイとか」
「買って行こう!」
私達はスーパーでジュースとお菓子を買って、みんなが待っている美桜のお家に帰ってきた。
「3人ともおかえり!」
「ただいま!」
「美桜色々買ってきたよ!」
「お菓子も買っちゃった(笑)」
「みんなが食べれそうなやつ買ってある」
「からケーキと一緒に食べよ!」
私は冷蔵庫からケーキを出し、
ケーキに1と6の数字のロウソクを
刺してみんなのいるリビングに持って行った。
「ジャーン!」
「スゲェー!これ木ナッシーが」
「作ったの?」
「お店のケーキ見てぇ!」
「兄ちゃんも手伝ってくれたんだよ♪」
「俺は雫の言われた通りにしただけ。」
「それでもお兄さんも一緒に作って」
「るんだからすごいっすよ!」
「とりあえず早く美桜のお祝いしよう!」
「木梨、ロウソクつけて良い?」
「うん!近藤君お願い!」