初恋物語~大切な君へ


「そうだよね…ごめん。」


「俺もごめん。」
「つい、ムキになった。」


「木梨。」


「ん?何?近藤君。」


「木梨は誕生日いつなの?」


「私は過ぎちゃったよ。」
「4月23日だよ。」


「颯と誕生日近いんだな。」


「そうなんだ!」


「雫4月23日なんだ。」
「俺は4月18日だよ雫の5日前。」


「だったら木梨と颯の誕生日は」
「ダブル誕生日会決定だな!」


「私もそれ賛成!」


「俺も!」


この後も色んな話しを沢山したり、
みんなでトランプしたりして楽しい時間は
いつの間にか夕方の5時に時計は示していた。
きっとそろそろ美桜のお母さんが帰ってくる頃だと思い誕生日会はお開きになった。


「兄ちゃん、電話なってるよ。」


「ちょっと出てくる。」





「美桜、私洗い物するね!」



「雫いいよいいよ!私するよ。」
「みんなにいっぱい祝ってもらったし」
「洗い物くらいするよ。」



「美桜、誕生日の日くらい全て」
「甘えて良いんだよ♪」
「だからソファーでゆっくりしててよ♪」


「雫、ありがとう!」


「あっ、美桜夜電話して良い?」


「うん!私もしたいなぁって思ってた」
「ところ!」


「じゃ、決まりね!」




「美桜、雫悪い…バイト今から入った。」



「マジ?兄ちゃん今日丸1日休みじゃ」
「なかったの?」



「先輩が体調悪くて出勤無理になって」
「空いてる人いないらしく店長が」
「助けてって。」



「それなら優君行ってあげなきゃね。」


「うん。」
「雫、気をつけて帰れよ!」


「わかった!」
「お母さんには言っておくから早く」
「行ってあげて。」


「ああ!」



こうして兄ちゃんは急いで美桜の家を出てバイト先に向かった。
兄ちゃんはバイト先ですごく人気。
仕事ができるからすごく頼られているから
よく休みの日もこうしてたまに店長から
お助け電話がくる。
やはりレストランとか飲食店は大変だな。



「雫、俺も洗い物手伝うよ。」



「颯太君ありがとう!」
「それじゃ、この洗ったお皿すすいで」
「もらって良い?」


「OK!」


「木梨、俺は何したら良い?」




「近藤君も手伝ってくれるの?」
「ありがとう!」
「近藤君はテーブルのゴミの分別と」
「まだ余ってる食器をこっちに持って」
「きてもらって良い?」



「わかった!」



「木ナッシー俺はどしたら良いかな?」


「増田君も手伝ってくれるの?」
「みんなありがとう。」
「それじゃ増田君は近藤君のお手伝い」
「お願いできるかな?」


「了解した!」




「雫、すごいなぁ。」


「えっ?」



「意外と人をまとめれるんだな!」


「意外とってなに(笑)」
「颯太君の中の私って何もできない子」
「だったのかな(笑)?」
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