初恋物語~大切な君へ
私は頼まれた用事の代理として職員室に向かい歴史の先生のディスク着いた。
「先生、頼み事ってなんですか?」
「ん?木梨さん?」
「あれ?新井さんは?」
「私、新井さんに頼んだのだけれど。」
「新井さんは大事な用事があって」
「私が代理としてきました。」
「そうだったのね。」
「木梨さんありがとうね。」
「先生頼み事とは?どれですか?」
「これなんだけど…」
「明日の授業でこの資料をみんなに」
「渡したくて作ったのだけど、後半分」
「まだでこれから先生会議で。」
「お願いできるかしら?」
「わかりました。」
「あと15人分の資料をフォッチキス」
「で止めておけば良いのですね?」
「木梨さん本当にありがとう。」
「先生助かるわ!」
「いえいえ!」
「困った時はお互い様ですし。」
「終わったら先生の机に置いときます。」
「ありがとう!」
「先生行ってくるわね。」
先生と職員室を出ると私はバラバラの資料とフォッチキス持って自分の教室に戻った。
あっ、両手塞がっちゃってる。
足で開けるしかないか。
よっ!
こんなところ見られたら私明日から学校行けないな(笑)
足で教室の扉を開けて自分の机と向かった。
さてと!
私は机1面に資料を並べ1つ1つまとめていく。
「ふぁー」
あくびしちゃった…
あくびと同時にスマホが鳴る。
ポコン
ポコン
兄ちゃんからLINEだった。
バイト終わり友達と夜ご飯食べて帰るから
母さんに伝えといて。
っと言う内容だった。
兄ちゃん今日遅くなるのか…一緒にゲーム
したかったなぁ。
って言うかなんだか睡魔が襲ってきた…。
今日は思いもしない出来事があったから
きっと疲れたのかな…
だって…あんなキラキラした人物が
間近に近づいてくるなんて思わなかったんだもん…
それを最後に私は眠ってしまった。