裏側の月
「月もそうだよ。太陽があるから光り輝く。太陽の光りがあるから月も輝く。」

俺は、少女の元に着いた。

『さっきから何を言ってる?何が言いたいんだ?』

俺は、少女の肩を持った。

いや、持ったはずだった。

持つはずの手は何も持っていなかった。

変わりにまばゆい限りの光りが俺を襲った。
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