今、キミの鼓動をきく
リョーコ「あんた!どこ行ってたの!心配したんだよ!」

波瑠「すみません、、」

リョーコさんがタオルでもしゃもしゃやってくる。その後、普通に亮の頭ももしゃもしゃやる。

亮「.......」

リョーコ「あ、生きてる。」

波瑠「え?」

リョーコ「あ、いや、ほら海だし、連れてきちゃったのかなぁって思ってたけど。(手で幽霊の真似をする)」

波瑠「ちょっ!リョーコさん!」

リョーコ「で、どちら様?」

亮「.......吉田亮です。」

波瑠「さっき海の堤防でさ」

貴志「おい、てめえ!探したんだぞ!怪我ねーか?」

ドアをバンッ!とあけ入ってきたのは金髪の貴志。ずぶ濡れだ。ヤンキーなのに学校で先生をやっている。

波瑠「平気だよ!貴志、どうしたの?」

貴志「どうしたっててめえを探してたんだよ!反省文かけ反省文」

波瑠「もう私は子供じゃないのー」

貴志「ならもっと周りを考えろ!」

亮「......あの」

貴志「うわぁ!!(腰抜かす)な、なんだてめぇ」

亮「あ、驚かしてすみません。続きしてきていいですか?」

波瑠「続き?」

亮「散骨です。妹の。」

貴志「はぁ?」

亮「この海がいいって言われてたから。」

波瑠「え、でもら今行ったら死ぬよ?」

亮、ふっと笑う。

亮「そしたら全員揃いますね。」
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