このせかいに在るがまま
後書き
初めましての方も、そうではない方も、こんにちは。作者の雨です。この度は『このせかいに在るがまま』を読んでくださりありがとうございました。
夜と星と青春が大好きな私の、常々考えていることや感覚、悩みなど、この物語を通して形にできたような気もします。
物語の終わり方やストーリーの運びに思うことは諸々あるかもしれませんが、誹謗中傷はどうかお控えくださいね泣
ここまで読んでくださり本当にありがとうございました。またどこかでお会い出来ることを願って。
2021.2.23 雨
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「私のこと好きとかセンスあるよ」
「そういうのは自分で言うもんじゃねーから」
「好きな子いじめは良くないよ志葉くん」
「俺の好意をネタにすんの辞めて浅岡さん」
◇◇◇
通称無駄美人
浅岡 ゆらの (あさおか ゆらの)
×
数学成績優秀者
志葉 智咲 (しば ちさき)
◇◇◇
「浅岡、早く俺のこと好きになってよ」
「浅岡だけでいい。浅岡しか欲しくない」
「ねえ、実はすげー俺のこと好きなんじゃない?」
ドキドキするのも、
モヤモヤするのも、
真っ直ぐな愛に泣きたくなるのも、
全部、多分、きみのせいだから。
「……これは計算。志葉にしかしない」
「…ホント、ずるいよ浅岡は」
時々思い出して泣けるくらいの青春が
私たちには良く似合っていた。
わかりきったことだけを、
2020.6.13〜2020.7.8
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𓇬𓂂𓈒
この学校じゃ誰もが知ってる有名人
───双子の天城兄弟。
兄は甘え上手なイヌ系男子、
弟は天邪鬼なネコ系男子。
驚くほどに造形が整っていて、
兄弟そろって告白するものが
後を絶たない、らしいけど。
この双子。
有名になった理由はルックスではなく───
「あーあ。レンみたいに目つき悪くなくて
もっとかわいい弟ほしい」
「こっちだって好きでナナと
兄弟やってねーから黙れ」
────不仲すぎる、とかなんとか。
それでもって、わたし。
「こいつ俺の抱き枕にするから許可なく触んなよ」
「勝手に自分のものにしないでくれる?
うるちゃんは僕といる時の方が良いカオするもんね」
「夢見すぎて目玉飛んだんじゃねーの」
「そっちこそ、今日もイタイ妄想捗ってるね?」
そんな不仲な双子と
一緒に住んでいるわけなのですが、
これってどういうことですか?
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
〔 通称天使 〕
天方 麗羽(𝐀𝐦𝐚𝐤𝐚𝐭𝐚 𝐔𝐫𝐮𝐡𝐚)
×
〔 極甘ドS 〕 𝐕𝐒 〔 クーデレ 〕
天城 七斗 天城 蓮斗
(𝐀𝐦𝐚𝐠𝐢 𝐍𝐚𝐧𝐚𝐭𝐨) (𝐀𝐦𝐚𝐠𝐢 𝐑𝐞𝐧𝐭𝐨)
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
選ぶのは、兄か、弟か。
「レンじゃなくて僕のこと見てよ、うるちゃん」
「ナナみたいに優しくなんかしてやんないから」
不仲な双子に迫られる日々は、
かなり───心臓に悪い。
天城兄弟、お見通し。
𝟐𝟎𝟐𝟐.𝟎𝟒.𝟎𝟏 𝐒𝐭𝐚𝐫𝐭
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やさしい、クール、かっこいい。
そんなモテモテな王子様は、
「いい加減ちゃんと自分で起きて」
「寝るなら自分の部屋で寝なよ」
「楓莉、それ俺のTシャツ」
わたしが同居している
大好きな幼なじみなんです。
┈┈┈┈┈︎︎┈┈┈┈┈
鈍感ヒロイン
有村 楓莉(ありむら ふうり)
×
拗らせヒーロー
成水 李々斗(なるみ りりと)
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
小さい時から一緒だったから、
ひとつ屋根の下なんて言ったって
そんなに緊張することでもない。
─────…って思ってたはずなんだけど。
「言ったじゃん、なにするかわかんないって」
「俺も男だって、ちゃんとわかってる?」
「楓莉といると変になる、」
こんなにドキドキするなんて
わたし、全然知らなかった。
「…なかったことにしていいから、」
ねえ、そんなの、今更だ。
わるい熱はきみで秘(かく)して
2020.11.05〜2021.05.20
素敵な中表紙は吉永 優さまより
頂きました☽⋆*
2021.10.25
ピンクレーベルさまより書籍化
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