みやとロウ。
*9*
―――……
「では、俺は当主に報告してきます」
「うん」
「疲れたでしょう
ゆっくり休んでください」
「うん。ありがとう」
詩織の言葉に甘えて
私はそのまま自室に向かった
着替える気力もなく
そのまま布団に横になる
「…」
こんなに長い泊まりがけの仕事は
今回が初めてだったから
さすがに疲れた
………詩織は、すごいなぁ…
あれだけの量の仕事をこなして
なのに、けろりとしてる
きっと、当主様に報告した後も
休まず、いつものように
そのまま事務仕事に取りかかるんだろう
「……私は、まだまだ…」
詩織に引き取られ
斎家に来てから、早4年
詩織の教育の賜物で
ある程度、力の扱い方を学んだ私
護符に祓具の扱い
最初はちんぷんかんぷんだった
結界術の行使にも随分慣れた
最近は、詩織の補助として
仕事についていく事が増えた
詩織はもとより
斎家の人達も私を祓い屋として育てるつもりはなかったようだけど
自分のこの力が何か役に立つならと
稼業を手伝わせて貰ってる
「では、俺は当主に報告してきます」
「うん」
「疲れたでしょう
ゆっくり休んでください」
「うん。ありがとう」
詩織の言葉に甘えて
私はそのまま自室に向かった
着替える気力もなく
そのまま布団に横になる
「…」
こんなに長い泊まりがけの仕事は
今回が初めてだったから
さすがに疲れた
………詩織は、すごいなぁ…
あれだけの量の仕事をこなして
なのに、けろりとしてる
きっと、当主様に報告した後も
休まず、いつものように
そのまま事務仕事に取りかかるんだろう
「……私は、まだまだ…」
詩織に引き取られ
斎家に来てから、早4年
詩織の教育の賜物で
ある程度、力の扱い方を学んだ私
護符に祓具の扱い
最初はちんぷんかんぷんだった
結界術の行使にも随分慣れた
最近は、詩織の補助として
仕事についていく事が増えた
詩織はもとより
斎家の人達も私を祓い屋として育てるつもりはなかったようだけど
自分のこの力が何か役に立つならと
稼業を手伝わせて貰ってる