みやとロウ。
………ロウ
……結局
いとの時と同じ想いをさせてしまった
同じ言葉を向けられて
同じ痛みをまた味わわされて
相手がどれほど、心に傷を負ったか
古傷を抉られたか
どれだけの苦痛と、絶望を感じたか
計り知れない
あの時の自分には
どうしようもないことだったとしても
やっぱり、やるせない
自分のいない時間
ロウがどんな気持ちで
どんな風に過ごしていたのか
想像するだけで、胸が苦しい
「僕も、そう」
付け足されたその言葉に、目を見開いて
うつ向いていた顔をあげる
「だから、良かった
きみが思い出してくれて
また、ここへ来てくれて」
穏やかな表情で
優しい眼差しを私に向けている塞ノ神さま
――……
………大事だったのは、ロウだけじゃない
惜しむことなく
優しさを、慈しみを与えてくれた
居場所を与えてくれた
ロウと同じように
嬉しいも、楽しいも、安らぎも
幸せも
たくさん、くれた
……結局
いとの時と同じ想いをさせてしまった
同じ言葉を向けられて
同じ痛みをまた味わわされて
相手がどれほど、心に傷を負ったか
古傷を抉られたか
どれだけの苦痛と、絶望を感じたか
計り知れない
あの時の自分には
どうしようもないことだったとしても
やっぱり、やるせない
自分のいない時間
ロウがどんな気持ちで
どんな風に過ごしていたのか
想像するだけで、胸が苦しい
「僕も、そう」
付け足されたその言葉に、目を見開いて
うつ向いていた顔をあげる
「だから、良かった
きみが思い出してくれて
また、ここへ来てくれて」
穏やかな表情で
優しい眼差しを私に向けている塞ノ神さま
――……
………大事だったのは、ロウだけじゃない
惜しむことなく
優しさを、慈しみを与えてくれた
居場所を与えてくれた
ロウと同じように
嬉しいも、楽しいも、安らぎも
幸せも
たくさん、くれた