みやとロウ。
――……
諦めたようなため息が
続いた沈黙を打ち破った
「………勝手にしろ」
返ってきたは、ぶっきらぼうな一言
ロウは、そのまま体を伏せて
ふいっと私から顔を背けた
「……ロウもみやが好き?」
「………嫌いじゃない」
「じゃあ、好き?」
「……」
覗き込んで、問い詰めるも
ロウは一貫して無言
でも、ロウが否定せず黙っている時は
それが大体、肯定の意味だって
もう知ってる
「一緒にいてくれる?」
「……嫌だと答えても
お前は傍にいるんだろ」
頷いて、にこにこ上機嫌に笑いかければ
ロウは観念したように
また深々とため息をついた
「ロウ」
「みやの家族になってください」
生まれて初めてのプロポーズ
返ってくるのは、どんな言葉だろう
初めて会った時みたいに、仏頂面のロウ
でも、きっと
返ってくるのがどんな言葉であっても
あの時みたいに、感じるのは
あたたかさと優しさなんだろう
すっかり緩んだ笑みを浮かべながら
そんな風に思った
諦めたようなため息が
続いた沈黙を打ち破った
「………勝手にしろ」
返ってきたは、ぶっきらぼうな一言
ロウは、そのまま体を伏せて
ふいっと私から顔を背けた
「……ロウもみやが好き?」
「………嫌いじゃない」
「じゃあ、好き?」
「……」
覗き込んで、問い詰めるも
ロウは一貫して無言
でも、ロウが否定せず黙っている時は
それが大体、肯定の意味だって
もう知ってる
「一緒にいてくれる?」
「……嫌だと答えても
お前は傍にいるんだろ」
頷いて、にこにこ上機嫌に笑いかければ
ロウは観念したように
また深々とため息をついた
「ロウ」
「みやの家族になってください」
生まれて初めてのプロポーズ
返ってくるのは、どんな言葉だろう
初めて会った時みたいに、仏頂面のロウ
でも、きっと
返ってくるのがどんな言葉であっても
あの時みたいに、感じるのは
あたたかさと優しさなんだろう
すっかり緩んだ笑みを浮かべながら
そんな風に思った