みやとロウ。
「『外』から見える景色と
『内』から見える景色は別だ」
「境目より先は神の領域
この地の神が護る場所」
「神さま?ロウは神さまなの?」
「違う。俺は遣いだ
この地の神は別にいる」
「…神さまの『場所』なら
みや、ここにいちゃだめなんじゃないの?」
人の家に許可なく
勝手に上がり込んでいるような気持ちになって、少し慌てる
「来るなと言っても聞かなかったやつが
今更なにを言う」
「いつもの場所と違うもん」
「お前が来ていたのは境目の手前だったからな」
境目…
いつもロウと会うあの場所が
『外』と『内』の境界だというなら
そこにいつもロウが現れるのは
「…ロウは、神さまが護ってる場所を護ってるの?」
神さまの領域…神域に
『外』のものが入らないように見張ってる?
「そうだ。
言っただろう、遣いだと」
「なら、どうしてみやをここに連れてきたの?」
帰れと口うるさく言われた理由も
森の奥へ行こうとするのを拒まれた理由も頷けた
だけど
今こうして私を『内』に連れてきてしまってる
それじゃあ本末転倒だ
「監視役ではあるが
ここには既に俺の主の結界がしかれてる」
「邪気のあるもの
この地に害を及ぼすようなものは
そもそも結界内には入ってこれない」
「入れたと言うことは
お前は問題ないと言うことだ」
『内』から見える景色は別だ」
「境目より先は神の領域
この地の神が護る場所」
「神さま?ロウは神さまなの?」
「違う。俺は遣いだ
この地の神は別にいる」
「…神さまの『場所』なら
みや、ここにいちゃだめなんじゃないの?」
人の家に許可なく
勝手に上がり込んでいるような気持ちになって、少し慌てる
「来るなと言っても聞かなかったやつが
今更なにを言う」
「いつもの場所と違うもん」
「お前が来ていたのは境目の手前だったからな」
境目…
いつもロウと会うあの場所が
『外』と『内』の境界だというなら
そこにいつもロウが現れるのは
「…ロウは、神さまが護ってる場所を護ってるの?」
神さまの領域…神域に
『外』のものが入らないように見張ってる?
「そうだ。
言っただろう、遣いだと」
「なら、どうしてみやをここに連れてきたの?」
帰れと口うるさく言われた理由も
森の奥へ行こうとするのを拒まれた理由も頷けた
だけど
今こうして私を『内』に連れてきてしまってる
それじゃあ本末転倒だ
「監視役ではあるが
ここには既に俺の主の結界がしかれてる」
「邪気のあるもの
この地に害を及ぼすようなものは
そもそも結界内には入ってこれない」
「入れたと言うことは
お前は問題ないと言うことだ」