みやとロウ。
「ロウとも、もっと仲良くなりたい」
「人外の者と親しくなった所で何になる」
「生きるのが楽しくなる」
答えれば
真っ直ぐ前を見て歩いてたロウが、私に視線を向けた
「ロウと出会って
みや、毎日『楽しみ』が出来た」
それまでは
ずっと、『苦しい』ばかりで
「こんな風に『普通』に話せるの嬉しい」
だから
ごく自然に話せる事
笑う事ができるのが嬉しかった
にこにこ笑いかければ
ロウはどこか居心地が悪そうにする
「森の中も、見たことないもの
知らないものがたくさんで楽しい」
施設でひとり
パソコンに向かって、勉強したり
画面の向こうの相手と話すより
ずっと楽しい
「だからと言って、はしゃぎすぎるな
どうせ、調子に乗って森の奥まで散策しに行って
迷っていた所を塞ノ神に拾われたんだろ」
「う…」
痛いところを突かれて、小さく呻く
…それに関しては何も言い返せない
「……塞ノ神は、変わった神だからな
お前が会いに行けば喜んで相手をするだろう」
「……ほんと?」
「後からあれの面倒を見る事になっても
俺は知らんからな」
「うん」
ぱっと笑顔を浮かべて頷けば
ロウはやれやれと肩を竦めた
なんだかんだで
ロウはいつも私の話を聞いてくれる
なんだかんだ言いながらも
最終的には認めて、許してくれる
聞いて欲しい言葉
わがままなお願いを
いつだって、仏頂面で聞いてくれる
「人外の者と親しくなった所で何になる」
「生きるのが楽しくなる」
答えれば
真っ直ぐ前を見て歩いてたロウが、私に視線を向けた
「ロウと出会って
みや、毎日『楽しみ』が出来た」
それまでは
ずっと、『苦しい』ばかりで
「こんな風に『普通』に話せるの嬉しい」
だから
ごく自然に話せる事
笑う事ができるのが嬉しかった
にこにこ笑いかければ
ロウはどこか居心地が悪そうにする
「森の中も、見たことないもの
知らないものがたくさんで楽しい」
施設でひとり
パソコンに向かって、勉強したり
画面の向こうの相手と話すより
ずっと楽しい
「だからと言って、はしゃぎすぎるな
どうせ、調子に乗って森の奥まで散策しに行って
迷っていた所を塞ノ神に拾われたんだろ」
「う…」
痛いところを突かれて、小さく呻く
…それに関しては何も言い返せない
「……塞ノ神は、変わった神だからな
お前が会いに行けば喜んで相手をするだろう」
「……ほんと?」
「後からあれの面倒を見る事になっても
俺は知らんからな」
「うん」
ぱっと笑顔を浮かべて頷けば
ロウはやれやれと肩を竦めた
なんだかんだで
ロウはいつも私の話を聞いてくれる
なんだかんだ言いながらも
最終的には認めて、許してくれる
聞いて欲しい言葉
わがままなお願いを
いつだって、仏頂面で聞いてくれる