みやとロウ。
塞ノ神さまはゆっくりと目を閉じて
すぐにまた、瞳を開く
深まっていた瞳の色彩が
もとの色に戻った
頬に触れていた手が上に移動して
優しく頭を撫でられる
「いとの記憶を視るのは
その記憶を追体験するのは辛いだろうけど
この感じだと、一時的なものだろうから」
「うん。大丈夫」
心配させないように頷けば
塞ノ神さまは微笑んで言う
「動けそうなら、霊泉に行っておいで
消耗した霊力が戻るから」
すぐにまた、瞳を開く
深まっていた瞳の色彩が
もとの色に戻った
頬に触れていた手が上に移動して
優しく頭を撫でられる
「いとの記憶を視るのは
その記憶を追体験するのは辛いだろうけど
この感じだと、一時的なものだろうから」
「うん。大丈夫」
心配させないように頷けば
塞ノ神さまは微笑んで言う
「動けそうなら、霊泉に行っておいで
消耗した霊力が戻るから」